南九州ツーリング「山で涼みたいんじゃ~」篇 [ツーリング日誌]
Σ・m= チュンチュン
∠・m= チュンチュン
ピピピピピpipipi----!
目が覚めると
いつもと違う天井を見て
ココが何処だかボーーっと考えます。
みんなもそんな風になるよね?
あぁ、ホテルだ
鹿児島やった。
「おはよう、西郷どん」
ホテルの朝食の時間を待たずに
飛び出した響のツーリング2日目です。
まだ目覚めてない鹿児島市内から
スタートしますよ。
古い鹿児島公民館の洋館の前で
西郷さんに挨拶して
通勤ラッシュが始まる前に鹿児島市街地から
脱出いたします。
既に走ってる車はかなり
飛ばすので一緒に走ってると
アッと言う間に市内を抜けて
ベットタウンの吉田を通過
市街地へ向かう方と反対なので
車が全然いません。
k16で北上してると
田んぼの中で夜明けを迎えました。
今日は昨日が海だったので
今度は山へ行こうと思います。
台風一過の涼しさは昨日までで
今日はそれほどスッキリとは晴れないようなので
海じゃなくて涼しい山を目指すというだけの
単純な理由でございます。
そんな単純な理由だけで北上を開始したので
何処に寄るなんて行き当たりばったりですが
走ってる先に何故かこんな物が・・・・
「山田の凱旋門」
日本中が日露戦争の戦勝に沸いた時に
建てられた凱旋門でこすが日本のアチコチに作られた中で
こうして残ってるのはめっちゃ貴重なのだ。
寄るつもりなんて無かったのに
無意識で前を通ってしまうのは廃墟ハンターの血か?
凱旋門のあるk40からk56へと
走ってると地図上にJR肥薩線が見えたので
急に廃墟ハンターから鉄っちゃんモードのスイッチが入ります。
溝辺空港方面へ走って
嘉例川駅 ↓
明治36年から
この姿を守ってきた駅舎は
何度寄っても癒されます。
地元の中学生が数名
朝の列車を待っていました。
嘉例川駅を出ると
ラムネ温泉の所でR223へ突き当たるのだけど
どっちに行こうかな?
左に行ったら霧島
右に行ったらまた南下
う~ん、また戻っちゃう方向だけど
ちょっとだけ
ちょっとだけ右に曲がって南下します。
3kmくらい走ったかな?
気になっていた場所の案内板が出たので
カワセミ号を停めて散策してみます。
熊襲の穴と書いて「くまそのあな」って読みます。
少し山を登らないといけなくて
しかも一人では怖いところらしいけど
朝の涼しい時じゃないと行けそうにないので
行くなら今しかなかろう?
登り始めてスグのところにある
注連縄って言っていいのかな?
この縄の下をくぐってプチ登山の開始です。
朝で涼しいのが救いですが
ウォーミングアップ無しで登り始めたので
息が切れます。
朝からこの体力の消耗はヤバイのでは?と
思ったけど頑張りました。
上まで行ったよ。
ハァハァハァ・・・・
なんだかと~っても怪しい雰囲気です。
魔界の入口みたいだよ。
名前から言って昔熊にでも襲われた昔話でもあるのかと思ったけど
どうもこの地に住んでいた熊襲族の住居の穴らしいです。
洞窟の奥行きは22mほどあるそうですが
現在は一部が崩れて奥までは行けないようです。
どっちにしても懐中電気をバイクに忘れてきたので
奥になんか行けそうにありませんが
もう懐中電気を取りに戻る気力もないので
入口からちょっと入った所を
覗くだけで許してもらいます。
腰をかがめて入る狭い入口を抜けると
急に広くなるけど
入ってすぐなのに
いきなり真っ暗で超ビビリます。
スマホのライトアプリを起動させて
フラッシュ撮影してみると
洞窟の壁になにやら模様が描かれているようです。
「〇〇参上」とか書かれていないので
昔からの絵なのでしょう。
何を書いてるのかさっぱり
チンプンカンプンですが色は最近jになって
再現してのかな?
復元されてるような鮮やかな色合いですが
家に帰ってPCで写真整理をしてると
写真の隅っこに電球を発見してしまったぞ!
(↑ 左下に電球があるよね?)
あれ?
あれだけ怖い思いをしたのに
何処かにスイッチがあったのか?
くそっ!
これ以上奥に行く勇気も無かったので
退散!
山蛭も怖いのでサッサと下山して
今来たR223を今度は北上しました。
このまま国道を行けば
霧島なんだけど
途中から牧園広域農道へ入って
キリシマアートの森に行って見た。
まだ開園前なので入口のオブジェだけですが
マリオの土管から出てくるフワラーがいたよ。
(マイナリストはみんな見るだけでお金を払わないのだ)
で、このオブジェですが
近寄ったら食べられます
響を一機失いました。
で、今来た道を戻ります
(12kmも戻るんかい!)
同じ道を戻るけど
もう一回走りたかっただけって言うのもあるし
あのまま抜けちゃうと走りたかった霧島をパスしちゃうので
最初のR226まで戻ってk1から普通のコースで
霧島温泉を抜けます。
温泉郷を抜けて
どんどん標高を上げていって
鹿児島県から宮崎県に入ると
えびの高原に到着!
とっても涼しくて
カワセミ号のエンジンを停めると
ヒグラシのセミシグレが高原を包んでいました。
(鹿は普通にいるので特に触れずにスルーしちゃう)
誰も歩いていない遊歩道を少しだけ
散歩してみました。
赤松の森の中を木のチップを敷き詰めた
歩道が整備されています。
立派な木造の橋からは
咲いてないけどミヤマキリシマの群生が
広がっています。
咲いてないので誰も歩いてなかったのか?
でも涼しい風がとっても気持ちが良いので
しばらくここにいたい気分です。
木の橋の上で自撮りをしてると
今日は自分でキモイシリーズを見つけました。
草むら以外に居ると
とっても目立つコハナグモ
小さいので実際に見てもあまり怖くないけど
サービスでなるべく寄って大きく写しています。
遊歩道を出てえびの高原で一番の
ビュースポットへ行きましょう。
韓国岳下の硫黄山のある
草原風景の中を登ると
カワセミ号のナビは標高1249mを指しました
登山で登る一番高い山が
久住山の1787mなので
1249mは九州の中では指折りの山岳ロードと言う事になるんです。
えびの高原の頂上付近は
元は火山だったので噴火口跡の
湖がいくつかあって唯一車で横付けして
気軽に見れる不動池
丸いです。
(地図で見てもまん丸です)
火山の成分が濃いのか
魚はいなくて色も独特です。
この不動池の前で同じCB1300SBに乗る
鹿児島ナンバーの方が停まったので
しばらくお話をして
僕は一足先にえびの高原を下ります。
タイトヘアピンの連続で
一気に下の生駒高原まで下ったよ。
そこで開店直後の物産館で
マンゴーソフトを食べました。
爽やかなマンゴーの味が
高原の風景に良く合います。
見えてる風景も
美味しく感じさせてくれてるのかも。
と言ってもほとんど咲いていませんケロ
咲いてるというかこれって苗じゃん!
苗でも美しく見せる
あのトラクターの人の技術は凄い。
マンゴーソフトを食べ終わったので
山から降りると小林です。
湧水の多い小林の中で
一番大きな出の山湧水にまだ行った事が無かったので
ついでに行って見た。
どうもこの池の奥みたいだけど
池は普通の池みたい。
池の流れ込みの上が湧水地らしくて
チョウザメの飼育の試験場がありました。
湧水池は上水のため立入禁止になっていて
綺麗な湧水池を想像したけどソレらしいものは
無くて残念!
でも
流れ出しの用水路がめっちゃ綺麗でした。
こうして見ると「ただの用水路」ですが
上水の水は別で採ってるので
この用水路は川に流すだけ?
とっても綺麗だったので
何時ものように這いつくばってブクブクしてみると・・・
これぞフレッシュウォーター
水槽を作る時の
理想の光景が広がっていました。
手がキンキンに冷たくなるのほど
ブクブクして遊んだけど体勢が
腹這いなので汗が出て来ます。
とっても疲れる遊びです。
顔を洗って水分補給をして
山側まで戻って
広域農道のみやまきりしまロードを走りました。
たとえそれが遠道かもしれないと解っていても
広域農道を見つけるとつい走ってしまうけど
この道はちょうど向かいたい方向へ行けるので
最高のチョイスでした。
ゆるい高速コーナーはカワセミ号が大好きな
道なのでほんと気持ちよく走れました。
スコーーーンと広域農道を走り切って
えびのの街へ
そこから今日は鉄スイッチが入っちゃってるので
R447でまだ行った事の無い
「JR肥薩線 真幸駅」を目指そうと思います。
すこし離れた山の中にある駅なので
クネクネを予想してたけど
道が綺麗に整備されていたので
思いのほか簡単に真幸駅に到着
古いよ~!
100歳超えた駅だよ。
名前が「真幸駅」と書いて「まさき駅」と読みますが
真の幸せを掴む駅として人気があるようです。
ホームには幸せの鐘があって
ちょっと幸せの方は1回?
「う~ん、今日はバイクに乗ってるからちょっと幸せかな?」
もっと幸せを願う人は2回?
「それだったらみんな2回だよね?」
いっぱい幸せの方は3回?
「これって3回鳴らす方はとっても恵まれてるってこと?」
多分、文章の流れから推測すると
いっぱい幸せを願う人は3回の間違いでは?
なんだか良く解らないので・・・・
僕なりに幸せを願ってみた
これ、相当うるさいです(笑)
周りに民家の無い山だから
気兼ねなく連打できますが
音がデカ過ぎて鳴らした本人が
鐘を抑えて止めよう思うほどです。
ここでまた有り余る金運を手に入れたので
後はゆっくりと100歳を迎えた駅を散策しましょう。
だ~れもいないホームで
鉄響が歩きます。
ホームの端っこは行き止まり
そう、この真幸駅はスイッチバックの途中にある
駅なのでした。
どうです?
鉄萌えスポットでしょ?
行き止まりの引き込み線部分は
まるで鉱山の鉱水で埋もれたような状態に
なっていました。
金鉱山が多いエリアだし
すこし上に行ったところにあるトンネルから
流れ出た鉱水が溜まってるのかも
長い列車が入ることは無いので
使われない部分はすっかり錆びて
鄙びた雰囲気をかもし出してるよ。
ローカル線の中でも秘境路線なので
何処を見ても哀愁に満ちていて
鉄響は嬉しくなっちゃう
こうしたローカル線が今も
廃線にならずに運行されていることは
とっても嬉しい事だよね。
鉄分をいっぱい頂きましたが
まだ鉄スイッチが切れない鉄響は
R447を戻ってR268を伝って
おなじ路線のよしまつ駅へ
やってきました。
その吉松駅には
SLが展示されています。
[C5552号]
凄く良好なコンディションで保存されている
C55系で門鉄型の整流板を装備しているSLです。
しっかり手を入れれば復活も出来そうな気もする
車両状態です。
昭和12年製で小郡や北九州の若松で
運行した後鹿児島方面を走って引退を迎えた車両です。
んじゃ、鉄響とSLの記念撮影
(≧∇ノ■ゝハイ、トリマ~ス♪
パシャ
満足しました。
鉄スイッチは
そろそろおしまい
R268をそのまま走ってると
一度南下する方向に向かいますが
グル~とまた北上する形になっていて
しばらく走ってると湯之尾滝の前にある
ガラッパ公園に到着しました。
ここ、行きたかったんだよね~
カッパだらけの公園で
行く前からここのシュールさは知っていましたが
実際に来て見ると期待を裏切らない
シュールさにとっても嬉しくなるのであります。
川の中州にある公園に入ると
友達のカッパの王様が出迎えてくれます。
今日行くって電話してたので
待ってくれていました。
王様と遊んだ後は
ガラッパ国の国民と
交流を深めましょう。
いろんなカッパがいるので
いろんな話をしないといけません。
仲良くなれたかな?
「暑いから帽子返してくれ」
その先のベンチ・・・
「やぁ、元気にしてる?」
我が家の可愛い
五右衛門達の写メをみせびらかして
みました。
ん?
これはカッパの親子?
一見平和なカッパの親子みたいですが
ちょっと待て!
子供の振りした
とんだエロガッパでした。
それではカッパたち
お元気で~~!!
そしてどう言うわけか
鹿児島県伊佐市のガラッパ公園にいたはずが
熊本の人吉に来ています。
ガラッパ公園のある菱刈町から
R268で北上すると4km弱ある
長~い久七トンネルを抜けるとトンネルの中で
県境を越えてアッと言う間に人吉にワープできました。
市内に入ると幽霊の掛け軸で有名な
永国寺の前を通ったけど
こんなお祭りの告知板が立ってたよ。
お寺で幽霊ってだけでもベタなのに
「お祭り」って・・・(笑)
ここはツーリングで一度来てるので
「どんなお祭りや!」と突っ込みを入れただけで
通過。
でも8月6日かぁ・・・メモっとくか?
そう言えば8月6日と言えば僕の誕生日やな・・・
(オット~!今、さりげなく告知しやがったぞ)
一応幽霊の掛け軸って
こんなの ↓
(2008・5 響iの鹿児島ツーリング記事より)
幽霊のお手本みたいな幽霊なのです。
たぶん行けば何時でも見れると思います。
本当はどんなお祭りなのかちょっと確かめたかったのだけど
もうお昼を過ぎて14時近くになっていたので
御飯を食べさせて下さい。
我慢してたのですよ
人吉でうなぎを食べる為にね
きんさんに連れて来て貰ってから
人吉でうなぎを食べる時は必ず寄る
「上村うなぎ」
お昼の時間をかなりズラして
来店したつもりだったけど
店内はほぼ満席でした。
どうやら先日が土用の丑の日だったので
その流れで昨日にうなぎを食べ損なった
お客が食べに来てるので多いようです。
今日はド~ンと丼ブリにしようかと
思ったけどちょっと上品にうな重を
うな丼より枚数は少ないけど
分厚いウナギがきっちり収まっていて
人吉の鰻を十分に満喫できるメニューですよ。
うなぎを食べて外に出ると
やっぱり人吉は盆地なので
めっちゃ暑いです。
もう色々と見て回る気も起こらない暑さでしたので
さっさと涼しい球磨川でも見ながら帰ろうと思います。
富士川・最上川と同じく日本三大急流の
球磨川沿いを走りますが
普通に整備された川沿いの国道を走らずに
やっぱりマイナーな対岸の道を選んじゃう習性のようです。
でも、こっちの方が好きな時に好きな
場所で停まれるんだよ。
球磨川の流れを見ながら走ってると
観光の川下りの船が川を下っていました。
並行して走れるので
手を振ってみます。
気付かないのか誰も
手を振ってくれませんでした。
楽しい船頭さんのお話に夢中なのかな?
(転覆すれば良いのに・・・)
心の中で小さくささやいて
更に川を下ります。
川沿いをしばらく走ってると
「棚田」の案内板が見えたので
行って見ましょう。
林道をクネクネと走っていくと
パッと視界が開ける所があって
そこから見えるのが「松谷の棚田」でした。
信州のチロルの村っぽい
山奥にある集落でした。
山の一角だけがこうして拓かれていているので
写真で見るより実際に行って見たほうが
秘境的なイメージを感じれるかも。
展望できる場所がとっても広いスペースだったので
スルッとUターンして
元来た道を戻って再び球磨川沿いを走ります。
川沿いに戻って来ると
先ほど追い抜いた川下りの船がまたいたので
懲りずに手を振りますが誰も返してくれませんでした。
(意地になってないか?)
しばらく川沿いを下ってると
球泉洞の前にある吊橋を発見!
球泉洞休暇村に通じる為の吊り橋ですが
肝試しにはちょうど良さそうな橋です。
何処まで行けるかドキドキでしたが
造りがしっかりし過ぎてて揺れないので
つまら~~ん(汗)
簡単に真ん中まで行けました。
崖の中腹にはエジソンミュージアムが見えていて
反対側を見ると急流が削った絶壁
ラフティングで遊んでる方がいます。
僕は橋の上で遊びます
何時もならタイマーをセットして
走ってると揺れるので
四つん這いになっちゃうのだけど
ここは肝試しにはなりません。
球磨川が削った渓谷の岩場のダイナミックな
景色を堪能してそのまま下流までは行かずに
途中からk27で芦北まで抜けました。
無料区間の九州道西回り芦北ICから高速へ
その後は一気に北上!
一度、給油で停まっただけで
日があるうちに帰って来ました。
最寄のICを降りると夕日が
僕のブログのトップ写真を撮った場所に
カワセミ号を停めてエンディングショット
鹿児島スイッチを静かに切って
スタートが雨だったので洗車をして
汚れ一つ一つを見ながら余韻を噛みしめつつ
僕の夏の思い出コレクション南九州ツーリング篇は終了!
南九州ツーリング「海が見たいんじゃ~」篇 [ツーリング日誌]
予報は晴れだったのに・・・
晴れだったのに・・・・
晴れだったのに・・・
でも、行くよ
スタートからカッパなんて
僕のソロツーでは始めてだけど
今日はすっかり鹿児島スイッチが入ってしまってるので
行きますよ。
ほら、スイッチが入るとさ、
僕の頭をパカッって開けると
脳みその代わりにこんなのが中でグルグル回ってるんだよ ↓
(マウスの鬼 響画伯作「鹿児島スイッチ」)
どうですか?
雨でも行きたくなるのが解る頭の中の構造でしょ?
こうしてカッパマンは
カッパをパタパタなびかせて高速をひた走るのであります。
小雨なので水溜なんかは無くて
普通に走れるのだけど
ずっとこのままなのはイヤだなぁ ( ̄Д ̄;;
我慢の走りをしてると
鳥栖Jctを過ぎた頃から路面が乾き出しましたが
まだドンヨリとした空で
時たま霧雨が降ってる
、ヽ`、ヽ`个o(・_・。)`ヽ、`ヽ
予報は晴れだったのに・・・(まだ言ってる)
さらに我慢の走りで
熊本を過ぎて八代も・・・・通過
そして山間部に入って
人吉までの長~~~い6340mもある
肥後トンネルを抜けると・・・
晴れた
何これ?
豹変し過ぎじゃネ?
やっと狙い通りの台風一過の空を
見る事が出来ました。
とりあえず
えびのPAでカッパマンから
普通の響に戻って南下続行 ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ ♪
(急にテンションが上がって来た)
えびのJctから鹿児島方面へ走って
鹿児島県に突入!
終点まで走って
有料の谷山ICでやっと一般道へ
(どうやらこの手前でななさんを抜いて来たらしい)
今日はこの薩摩半島をグルグルしてみようと
思いますので
そのまま一気に南下はせずに
k22で西側の海へ向かいました。
海まで行くと
日本三大砂丘の一つの吹上浜ですが
その海のちょっと手前にホテイアオイの群生が見られる
正円池に寄ってみたよ。
なんてことのない小さい池だったけど
とっても良い雰囲気だ。
ホテイアオイも満開で綺麗だね。
プカプカ浮いてるので
風向きで群生が池の中を移動するので
毎日違った風景が見れそうです。
イモリはいないようなので
吹上浜へ行って見よう
(何処に行っても探してしまうのね?)
広~い青松原を抜けると
視界がパッと開けました。
開けたところに架かっていた
橋の上で停まって見たら・・・
本土じゃないみたいな川が!
鹿児島、良いよね~
スイッチ入っちゃうよね~~!
この川の河口横の駐車場にカワセミ号を停めて
砂浜に向けて歩いてみた。
台風一過で日差しは真夏だけど
空気が乾いていて海風がとっても気持ちが良いです。
砂丘を抜けると真っ青な南国の海が広がってる
ひっろ~~~い!
しかも
なっが~~~~い!!
大好きなビーチコーミングも
途中でぶっ倒れる長さだぞ
その雄大さにビビッて海響になれなかった響ですが
しばらく眺めて旅気分を盛り上げます。
砂浜は歩くとキリが無さそうなので
砂丘の足元に力強く生きる野草に目を向けてみる
こんな過酷なところを好む
ネコノシタがいっぱい咲いていました。
(可憐な野草を載せてイメージUPだ)
鳥取砂丘で見た
コウボウムギがここでも自生地してるようです。
初夏の鳥取砂丘で見た時はまだ青かったけど
すっかり収穫の時期を迎えています。
日本三大砂丘を満喫して
そのまま海沿いを移動
R270と並行して走る農道は
どこまでも夏
そして
どこまでも真っ直ぐ
水田の香りをいっぱい
浴びながら加世田方面へ
加世田と言えば
万世飛行場跡
今日は寄るつもりは無かったけど
海沿いの道を走ると自然と前を通るようで
門の跡を見つけてしまった。
この万世陸軍航空隊の基地も
有名な知覧と同じく特攻の拠点となった
歴史を持つ場所です。
街の中には立派な平和記念館も建っています
なぜ知覧だけが有名なのか不思議に思うほど
立派な建物ですよ。
(狙い通りtonojinたちとカブったぞ)
ここはゆっくりと見たい場所なので
中には入らずに
ちょっとだけ周辺に何か遺構が残ってないか
探してみたら周りは
たばこの畑ばかりでした。 (´ー`)y-~~
ちょっぴりたばこ畑の端っこに
掩体壕が残って無いか期待したけど
今回は見つからず
時間が無いのでサッサと見て回って終了
こうしてウロウロしてると海沿いの
サンセットブリッジの所に出た。
車は渡れないけど万之瀬川の上に架かる
青い海と空をバックにして
とっても綺麗な斜張橋でした。
サイクリングロードみたいだけど
同じ二輪なのでバイクはOKにしてくれたら良いのにね。
カワセミ号にも海を見せてあげて
吹上浜海浜公園のアコウの木
この木を見ると南国へ来た気分になれます。
この木のある海浜公園のまん前が
多分、滑走路の跡じゃないかな?
今までで一番真っ直ぐだもん。
万世から加世田を過ぎて
およそ47kmにも及ぶ
長大な吹上浜もそろそろ終点を迎え
いよいよ今日の目的地だった野間岬に向かう道へ
入ります。
海沿いのR226を何も考えずに走ってると
勝手に岬方面へ行くシステムですが
岬に用事が無い人はうっかり入ると
相当遠回りになるので注意です。
実はこの岬は7年前くらいに
車で一度だけ走ってるのですが
景色が綺麗だったので
どうしてもバイクで走りたくて
こうしてやって来たのであります。
車の時は海だけを見て感動してたけど
バイクだと走ってる道も大好きになります。
目の前に広がるのは
東シナ海で運が良かったら
クジラが見れるようです。
(じゃあ、僕は運が悪かったって事か?)
真っ青な海を見ながら走ってると
山の中腹まである石垣の段々畑が現れます。
すいゴイよね~!
笠沙谷山段々畑で
江戸時代くらいからの段々畑らしいよ。
山がそのまま海に出てる形の
地形なのでこの方法でしか作物が作れなかったのでしょうね。
主にさつまいもを栽培してたようだけど
もう作ってないようです。
(これ大変な作業だぞ)
この段々畑から山手に行くと
同じように石垣だらけの村があるけど
今日は段々畑だけ見て先へ
誰も泳いでいない小池浜海水浴場を過ぎて
笠沙恵比寿も通り越して
野間池から岬に向かう
細い道に入って行くと
下に見える海がめっちゃ綺麗で
そのたびに停まるので中々先へ進めません。
眺めては停まって
停まっては眺めての繰り返しです。
細い岬へ通じる道をクネクネと
1kmほど走ると
道は九電の車以外は入れなくなるけど
その行き止まりのところに
綺麗に整備された野間岬ウインドパークの駐車場があります。
7年振りのクジラに
早速・・・
マタガリ~タ!
本当の先きっちょには行けませんが
眺める事は出来ます。
と~~~~っても良い景色で
「来て良かったよ~~!」
「なぁ、ステファニー」
相棒と一緒に岬の風景を眺めて
後は風車でシェンロンすれば
野間岬での野望は果たせます。
(≧∇ノ■ゝハイ、イエデヨシェンロン♪
「果たせた」
野間岬を出ると
岬の後半戦へ突入します。
野間池まで戻り
そこから再びR226で枕崎方面へ向けて
クネクネを楽しみましょう。
リアス式の海岸に沿って
クネクネを走ってると先ほどの
野間岬が遠望できました。
コーナーを抜けるたびに
岬がどんどん小さくなっていく
去り行く景色もあれば
出迎えてくれる景色もあります。
行く先に沖秋目島が見えて来ました。
007は二度死ぬのロケ地になった
島です。
秘密基地に最高の島です。
森にはきっと僕が捕まえてみたいと思ってる
キノボリトカゲがいっぱいいそうです。
(こんなの ↓)
めっちゃ可愛いでしょ?
沖縄地方を中心に生息する小さなトカゲですが
鹿児島や宮崎の暖かい海岸付近にも
いるらしいのでずっと捕まえて見たいと思ってるんです。
その沖秋目島を見ながら走る道も
かなり南国していますよ。
この南国チックな木に
ちょこんってトカゲがいないかなぁ?
その後も停まるたびに
周りの木を見て見るけどそうには簡単出てきてくれないようです。
(夜の自販機とかが良いかも)←それヤモリじゃネ?
片側通行の信号などで停まった時などに
キノボリトカゲを探しつつ
R226を走ってると坊津町に入ったので
映画のロケのあった丸木浜に寄ってみた。
海水浴場なので数人が泳いでいましたが
そこへは入らずに
少し岬側へ行った海洋センター前の
海岸に下りてみるとことにします。
う~ん!
惚れ惚れする海じゃな
海の色と言い
透明度と言い
海響イチオシのAクラス海岸です。
ただやたらめったらと
フナムシが多いのと水中にはイマイチ
生き物が少ないって事が残念かな?
多分、満潮に近いみたいなので
生き物がいる潮溜まりは水中なのかもね。
干潮の時に来たらもっと面白いかも。
しかもココの砂はなんと
ほとんど珊瑚なのでした。
宮古島で見た奴と一緒です。
それではそろそろ
お腹も空いたのでノンストップで
枕崎までワープします。
半島の道から出て
芋焼酎の酒造などを横目で見ながら
枕崎に到着!
街に入ると街の何処にいても
鰹節の香りがする街です。
空気だけで御飯が食べれる?
その枕崎のJRの駅の近くにある
「一福」でカツオの漬け丼を頂きます。
トロリと柔らかい味付きの
鰹が絶品です。
大盛りがあればそれを頼みたいです。
お昼ごはんを食べてカワセミ号は
お店に置いたままお店の目の前にある
JR枕崎駅へテクテク行ってみる
最南端の終着駅の枕崎駅ですが
入口はかなり路地裏チックです。
駅は駅ビルなんてなくて
とっても綺麗な青空が見える爽やかな駅でした。
始発・終着駅らしく
線路はここで途絶えています。
北海道の稚内と同じく
本土を走るJRの最端なのですが
見た目はマイナーじゃな。
んじゃ、カワセミ号へ戻って
本日の後半戦へ行くのじゃ
と言っても目的の野間岬を制覇したので
何も決めて無いまま
南九州市(旧知覧町)へ
頴娃を中心に長閑な風景が広がる
僕の大好きんな所
広大なサツマイモ畑の向こうには
美しい開聞岳が僕を迎えてくれました。
その広大な畑の中を通る道がまた
気持ちが良いのだ。
カーブが無いにょ
まっすぐな道を走ってると
知覧だけあってやがて畑は全部
茶畑に変わる
何処に行っても
開聞岳が見えるんだよね。
嬉しくなっちゃうヨ
鹿児島スイッチ入るでしょ?
ぜったいバイクで走りたい道 ↓
なぁ~!
スイッチ入るでしょう?
頴娃でカテキンを浴びて
R226へ出るととっても有名な
開聞岳のビュースポットの瀬平自然公園があります。
いろんなガイドブックに出てくる風景です。
綺麗な開聞岳を見てると
久し振りに開聞岳を一周して見たくなったので
山麓外周路へ入って見ます。
3年前の5月に来た時は
指宿の方から回ったので
今回は逆周りで回ろうと思います。
まぁ、3年前と違う事と言えば
反対に回ってるので海が右に見えるってことくらいかな?
(それとお腹が出た事か?)
富士山の形のまま半分海に飛び出てるので
海にはみ出てる部分はずっと海が見えますが
開けた海の部分が場所が終ると恐怖のトンネルが出現します。
車が来るとバイクでもすれ違え無い細さで
トンネルの中は照明なんてもんは無い
光を取り込む為の天井の穴が
不気味に続いています。
上に木などが生えちゃって
写真より数倍真っ暗なのだ。
対向車が怖いのでクラクションを鳴らして
返事が無いのを確認してブォオオオーーンと入るけど
マフラーの音が地獄の地響きに聞こえます。
ビクビク走ってると
天井の穴から草のツルが下に伸びてて
顔に当たって「ギャーーーー!」となります。
一人肝試しで涼しい一時を過ごさせていただきました。
開聞岳山麓道を出て
枕崎の駅にも行ったついでに
JR日本本土最南端の駅へ寄って見ます。
沖縄のモノレールの駅に最南端のお株を奪われたけど
JRとしては最南端の駅です。
最新のモノレールの駅より
この寂れた感じがもう鉄ちゃん心を揺さぶるじゃありませんか!
ホームしか無い駅に
一個だけあるベンチの上には
落書き帳が置かれています。
しっかり書き込んでおいたよ。
ノートを読んだりして
列車を待って見るけど
ローカル線はそんなに都合よくは来てくれないのだ。
そろそろ日も傾いて来そうなので
今夜の宿を決めないと・・・・
えっ!
今頃?って思うけど
僕のソロツーリングで泊るところを決める時は
いつもこんな感じです。
明日は朝の涼しいうちに鹿児島市街地を抜けたいので
スタートを市内にしてみようと思います。
何度か利用したビジホをナビにセットして
北上開始!
あっ、ここ
寄っとこ!
池田湖
でっかいカルデラ湖で
イッシーもいるよ
イッシーと一緒に
元祖むらさきいもソフトを食べます。
芋の甘い香りがソフトに合います
じゃ、薩摩半島にバイクで来たなら
走らないわけにはいかない
指宿スカイラインで北上じゃ!
西日を浴びながら
ゆるやかな連続コーナーを気持ちよく走ってると
上手くなったような錯覚を覚えます。
リズムよくクネクネと戯れていると
所々に展望所があります。
景色もすばらしい!
有料道路ですが
420円払っても納得の景色です。
馬にも乗れます
夢・風の里アグリランドえいの前で
乗ってほしそうに僕を待っていました。
寄り道が多いけど
明るいうちに鹿児島市内に入れました
今日のツーリングでここが一番
暑かったぞ。
しかも路面電車のある市内は怖いよ
普段は無視して走るナビの案内を
素直に聞いて確実にホテルに着く様に
走って鹿児島スイッチ1日目は終了!
ホテルも平日なので
余裕で部屋も取れたので
シャワーを浴びて天文館商店街へ歩いて行きます
ホテルでマッタリし過ぎて
時間が遅くなっちゃったので
閉まってるお店も多いです。(汗)
鹿児島スイッチが入ってるので
黒豚を目指してブラブラしてると十兵衛がまだ営業していたので
スマホのグルメのリストに入って無いけど
他が閉まってるのでここに決定!
歯応えのある脂身が黒豚だね。
1日中暑い中を走るとあまり食べたくないメニューですが
今日は市街地以外はカラリとした空気の中を走れたので
食欲はOKでした。
それでは
南の果てからおやすみなさい。
2日目に続く!
世界の両生類・爬虫類展 [いきもの係り]
数ある箱物の中で
かなり気に入ってる場所
少しの時間
響の休日のひと時に
お付き合いくださいませ。
常設の展示物も見応えのある博物館なんだけど
今日の目的は特別展示室の
世界の両生類・爬虫類展
別に両生類や爬虫類が特に好きな訳ではないのですが
アカハライモリを育てたり
山にヤマアカガエルの成長を観察しに
行ったりと最近両生類とからみが多いので
興味半分で見に行ってみた。
朝一番に行ったので
普段は動かない奴も
動いてたりして面白い
↑ 作り物みたいだね(動きも)
カメレオンが飼いたくなるよ。
こ、これは派手過ぎでは? ↓
どんな仕組みなのか
もの凄く鮮やかなメタリックグリーンです。
カエルコーナーでは
林道にいたら間違いなく知らずに
踏んじゃうカエル ↓
こんな風に目立たないカエルもいれば
目立つ奴もいます
消しゴムじゃありません。
これはTVで見たことがある
背中で子供を育てるカエルだな ↓
とっても存在が薄いやつでした。
これは絶対猫がカエルの被り物を
してるに違いない
こんな悪キャラのカエルは初めてです ↓
葉巻とか吸ってそうだよね?
こんなふてぶてしい奴もいれば
めっちゃ小さくて可愛い奴もいます
この小さい奴を見たら
ヒキガエルのガマ親分が
超巨大に見えます
貫禄あり過ぎです。
カエルの次はやっぱり
イモリの仲間も・・・・
ウエェ~~~
絶対飼いたく無いかも
やっぱりレッド小隊が一番可愛いです。
それでは今のレッド小隊です ↓
ブラインシュリンプを目で追って
パクパク食べています。
上から見ると
まだ頭でっかちです
もう探さなくても判る大きさになりましたよ
襟巻きのモシャモシャも
くっきりと肉眼で見えます。
俊敏さは親など足元に及ばないほど
素早い泳ぎをしますが
歩く姿はまだ前後とも短足なので
まさにヨチヨチ歩きです。
以上、今のレッド小隊の報告でした。
[おまけ]
序章・・・→ここをクリック