渡瀬橋 [廃墟&近代化遺産]
山口県の宇部市にある小野湖(おのこ)
厚東川を堰き止めて作られた
結構大きなヒョロ長い人造湖です。
そのやや上流部の
如意寺という地名のところに
鉄橋が掛っています。
まぁ、普通の鉄橋なんですけどね。
最近は鉄橋も少なくなってるし
古そうなのでちょっとスポットを浴びせてみます。
ダムなのか川なのか微妙な位置に架かる
生活道路の鉄橋ですが
ほとんど車は来ない。
道幅も車同士では離合は出来ない
小さな橋ですが
マイナーで鉄橋らしい風貌が
気に入ったのであります。
色も鉄橋といえば「赤」といった
セオリー通りの橋で色褪せ具合も合格。
二連のトラス構造で
プレートを探すと・・・
昭和29年(1954年)に出来た橋で
内示は昭和14年となっています。
発注は山口県で
製作は三菱建設なんたらかんたらと書いています。
メンテの度に上からペンキを塗ったためか
字が潰れとるよ。
しかし古い鉄橋って
リベットが剥き出しでカッコイイね。
この無骨感が最近のどんな
スマートな橋より美しいと思います。
橋の袂には橋の名前が刻まれています。
「渡瀬橋」と書いて「わたせばし」と読みます。
渡瀬橋から小野湖の上流側を見ると
ダムというよりもう川って感じだね。
Bass釣りで何度か来たダムなんだけど
何時も手頃な所で釣っていたので
ここへ来るのは初めてでした。
誰もいない静かの湖面を見てると
ホンワカした気分になります。
ボーー、としたくなるでしょ?
なので
もうBass釣りやめたつもりでしたが
道具は常備したままだったので
のんびり釣りをして散策終了!
なかなか健康的な廃墟ハンタースポットでしたが
魚はブルーギルからチョッカイを出されただけでした。
絶対ワザワザ行く人はいないと思うけどココ