南九州ツーリング「海が見たいんじゃ~」篇 [ツーリング日誌]
予報は晴れだったのに・・・
晴れだったのに・・・・
晴れだったのに・・・
でも、行くよ
スタートからカッパなんて
僕のソロツーでは始めてだけど
今日はすっかり鹿児島スイッチが入ってしまってるので
行きますよ。
ほら、スイッチが入るとさ、
僕の頭をパカッって開けると
脳みその代わりにこんなのが中でグルグル回ってるんだよ ↓
(マウスの鬼 響画伯作「鹿児島スイッチ」)
どうですか?
雨でも行きたくなるのが解る頭の中の構造でしょ?
こうしてカッパマンは
カッパをパタパタなびかせて高速をひた走るのであります。
小雨なので水溜なんかは無くて
普通に走れるのだけど
ずっとこのままなのはイヤだなぁ ( ̄Д ̄;;
我慢の走りをしてると
鳥栖Jctを過ぎた頃から路面が乾き出しましたが
まだドンヨリとした空で
時たま霧雨が降ってる
、ヽ`、ヽ`个o(・_・。)`ヽ、`ヽ
予報は晴れだったのに・・・(まだ言ってる)
さらに我慢の走りで
熊本を過ぎて八代も・・・・通過
そして山間部に入って
人吉までの長~~~い6340mもある
肥後トンネルを抜けると・・・
晴れた
何これ?
豹変し過ぎじゃネ?
やっと狙い通りの台風一過の空を
見る事が出来ました。
とりあえず
えびのPAでカッパマンから
普通の響に戻って南下続行 ヽ( ̄ ̄∇ ̄ ̄)ノ ♪
(急にテンションが上がって来た)
えびのJctから鹿児島方面へ走って
鹿児島県に突入!
終点まで走って
有料の谷山ICでやっと一般道へ
(どうやらこの手前でななさんを抜いて来たらしい)
今日はこの薩摩半島をグルグルしてみようと
思いますので
そのまま一気に南下はせずに
k22で西側の海へ向かいました。
海まで行くと
日本三大砂丘の一つの吹上浜ですが
その海のちょっと手前にホテイアオイの群生が見られる
正円池に寄ってみたよ。
なんてことのない小さい池だったけど
とっても良い雰囲気だ。
ホテイアオイも満開で綺麗だね。
プカプカ浮いてるので
風向きで群生が池の中を移動するので
毎日違った風景が見れそうです。
イモリはいないようなので
吹上浜へ行って見よう
(何処に行っても探してしまうのね?)
広~い青松原を抜けると
視界がパッと開けました。
開けたところに架かっていた
橋の上で停まって見たら・・・
本土じゃないみたいな川が!
鹿児島、良いよね~
スイッチ入っちゃうよね~~!
この川の河口横の駐車場にカワセミ号を停めて
砂浜に向けて歩いてみた。
台風一過で日差しは真夏だけど
空気が乾いていて海風がとっても気持ちが良いです。
砂丘を抜けると真っ青な南国の海が広がってる
ひっろ~~~い!
しかも
なっが~~~~い!!
大好きなビーチコーミングも
途中でぶっ倒れる長さだぞ
その雄大さにビビッて海響になれなかった響ですが
しばらく眺めて旅気分を盛り上げます。
砂浜は歩くとキリが無さそうなので
砂丘の足元に力強く生きる野草に目を向けてみる
こんな過酷なところを好む
ネコノシタがいっぱい咲いていました。
(可憐な野草を載せてイメージUPだ)
鳥取砂丘で見た
コウボウムギがここでも自生地してるようです。
初夏の鳥取砂丘で見た時はまだ青かったけど
すっかり収穫の時期を迎えています。
日本三大砂丘を満喫して
そのまま海沿いを移動
R270と並行して走る農道は
どこまでも夏
そして
どこまでも真っ直ぐ
水田の香りをいっぱい
浴びながら加世田方面へ
加世田と言えば
万世飛行場跡
今日は寄るつもりは無かったけど
海沿いの道を走ると自然と前を通るようで
門の跡を見つけてしまった。
この万世陸軍航空隊の基地も
有名な知覧と同じく特攻の拠点となった
歴史を持つ場所です。
街の中には立派な平和記念館も建っています
なぜ知覧だけが有名なのか不思議に思うほど
立派な建物ですよ。
(狙い通りtonojinたちとカブったぞ)
ここはゆっくりと見たい場所なので
中には入らずに
ちょっとだけ周辺に何か遺構が残ってないか
探してみたら周りは
たばこの畑ばかりでした。 (´ー`)y-~~
ちょっぴりたばこ畑の端っこに
掩体壕が残って無いか期待したけど
今回は見つからず
時間が無いのでサッサと見て回って終了
こうしてウロウロしてると海沿いの
サンセットブリッジの所に出た。
車は渡れないけど万之瀬川の上に架かる
青い海と空をバックにして
とっても綺麗な斜張橋でした。
サイクリングロードみたいだけど
同じ二輪なのでバイクはOKにしてくれたら良いのにね。
カワセミ号にも海を見せてあげて
吹上浜海浜公園のアコウの木
この木を見ると南国へ来た気分になれます。
この木のある海浜公園のまん前が
多分、滑走路の跡じゃないかな?
今までで一番真っ直ぐだもん。
万世から加世田を過ぎて
およそ47kmにも及ぶ
長大な吹上浜もそろそろ終点を迎え
いよいよ今日の目的地だった野間岬に向かう道へ
入ります。
海沿いのR226を何も考えずに走ってると
勝手に岬方面へ行くシステムですが
岬に用事が無い人はうっかり入ると
相当遠回りになるので注意です。
実はこの岬は7年前くらいに
車で一度だけ走ってるのですが
景色が綺麗だったので
どうしてもバイクで走りたくて
こうしてやって来たのであります。
車の時は海だけを見て感動してたけど
バイクだと走ってる道も大好きになります。
目の前に広がるのは
東シナ海で運が良かったら
クジラが見れるようです。
(じゃあ、僕は運が悪かったって事か?)
真っ青な海を見ながら走ってると
山の中腹まである石垣の段々畑が現れます。
すいゴイよね~!
笠沙谷山段々畑で
江戸時代くらいからの段々畑らしいよ。
山がそのまま海に出てる形の
地形なのでこの方法でしか作物が作れなかったのでしょうね。
主にさつまいもを栽培してたようだけど
もう作ってないようです。
(これ大変な作業だぞ)
この段々畑から山手に行くと
同じように石垣だらけの村があるけど
今日は段々畑だけ見て先へ
誰も泳いでいない小池浜海水浴場を過ぎて
笠沙恵比寿も通り越して
野間池から岬に向かう
細い道に入って行くと
下に見える海がめっちゃ綺麗で
そのたびに停まるので中々先へ進めません。
眺めては停まって
停まっては眺めての繰り返しです。
細い岬へ通じる道をクネクネと
1kmほど走ると
道は九電の車以外は入れなくなるけど
その行き止まりのところに
綺麗に整備された野間岬ウインドパークの駐車場があります。
7年振りのクジラに
早速・・・
マタガリ~タ!
本当の先きっちょには行けませんが
眺める事は出来ます。
と~~~~っても良い景色で
「来て良かったよ~~!」
「なぁ、ステファニー」
相棒と一緒に岬の風景を眺めて
後は風車でシェンロンすれば
野間岬での野望は果たせます。
(≧∇ノ■ゝハイ、イエデヨシェンロン♪
「果たせた」
野間岬を出ると
岬の後半戦へ突入します。
野間池まで戻り
そこから再びR226で枕崎方面へ向けて
クネクネを楽しみましょう。
リアス式の海岸に沿って
クネクネを走ってると先ほどの
野間岬が遠望できました。
コーナーを抜けるたびに
岬がどんどん小さくなっていく
去り行く景色もあれば
出迎えてくれる景色もあります。
行く先に沖秋目島が見えて来ました。
007は二度死ぬのロケ地になった
島です。
秘密基地に最高の島です。
森にはきっと僕が捕まえてみたいと思ってる
キノボリトカゲがいっぱいいそうです。
(こんなの ↓)
めっちゃ可愛いでしょ?
沖縄地方を中心に生息する小さなトカゲですが
鹿児島や宮崎の暖かい海岸付近にも
いるらしいのでずっと捕まえて見たいと思ってるんです。
その沖秋目島を見ながら走る道も
かなり南国していますよ。
この南国チックな木に
ちょこんってトカゲがいないかなぁ?
その後も停まるたびに
周りの木を見て見るけどそうには簡単出てきてくれないようです。
(夜の自販機とかが良いかも)←それヤモリじゃネ?
片側通行の信号などで停まった時などに
キノボリトカゲを探しつつ
R226を走ってると坊津町に入ったので
映画のロケのあった丸木浜に寄ってみた。
海水浴場なので数人が泳いでいましたが
そこへは入らずに
少し岬側へ行った海洋センター前の
海岸に下りてみるとことにします。
う~ん!
惚れ惚れする海じゃな
海の色と言い
透明度と言い
海響イチオシのAクラス海岸です。
ただやたらめったらと
フナムシが多いのと水中にはイマイチ
生き物が少ないって事が残念かな?
多分、満潮に近いみたいなので
生き物がいる潮溜まりは水中なのかもね。
干潮の時に来たらもっと面白いかも。
しかもココの砂はなんと
ほとんど珊瑚なのでした。
宮古島で見た奴と一緒です。
それではそろそろ
お腹も空いたのでノンストップで
枕崎までワープします。
半島の道から出て
芋焼酎の酒造などを横目で見ながら
枕崎に到着!
街に入ると街の何処にいても
鰹節の香りがする街です。
空気だけで御飯が食べれる?
その枕崎のJRの駅の近くにある
「一福」でカツオの漬け丼を頂きます。
トロリと柔らかい味付きの
鰹が絶品です。
大盛りがあればそれを頼みたいです。
お昼ごはんを食べてカワセミ号は
お店に置いたままお店の目の前にある
JR枕崎駅へテクテク行ってみる
最南端の終着駅の枕崎駅ですが
入口はかなり路地裏チックです。
駅は駅ビルなんてなくて
とっても綺麗な青空が見える爽やかな駅でした。
始発・終着駅らしく
線路はここで途絶えています。
北海道の稚内と同じく
本土を走るJRの最端なのですが
見た目はマイナーじゃな。
んじゃ、カワセミ号へ戻って
本日の後半戦へ行くのじゃ
と言っても目的の野間岬を制覇したので
何も決めて無いまま
南九州市(旧知覧町)へ
頴娃を中心に長閑な風景が広がる
僕の大好きんな所
広大なサツマイモ畑の向こうには
美しい開聞岳が僕を迎えてくれました。
その広大な畑の中を通る道がまた
気持ちが良いのだ。
カーブが無いにょ
まっすぐな道を走ってると
知覧だけあってやがて畑は全部
茶畑に変わる
何処に行っても
開聞岳が見えるんだよね。
嬉しくなっちゃうヨ
鹿児島スイッチ入るでしょ?
ぜったいバイクで走りたい道 ↓
なぁ~!
スイッチ入るでしょう?
頴娃でカテキンを浴びて
R226へ出るととっても有名な
開聞岳のビュースポットの瀬平自然公園があります。
いろんなガイドブックに出てくる風景です。
綺麗な開聞岳を見てると
久し振りに開聞岳を一周して見たくなったので
山麓外周路へ入って見ます。
3年前の5月に来た時は
指宿の方から回ったので
今回は逆周りで回ろうと思います。
まぁ、3年前と違う事と言えば
反対に回ってるので海が右に見えるってことくらいかな?
(それとお腹が出た事か?)
富士山の形のまま半分海に飛び出てるので
海にはみ出てる部分はずっと海が見えますが
開けた海の部分が場所が終ると恐怖のトンネルが出現します。
車が来るとバイクでもすれ違え無い細さで
トンネルの中は照明なんてもんは無い
光を取り込む為の天井の穴が
不気味に続いています。
上に木などが生えちゃって
写真より数倍真っ暗なのだ。
対向車が怖いのでクラクションを鳴らして
返事が無いのを確認してブォオオオーーンと入るけど
マフラーの音が地獄の地響きに聞こえます。
ビクビク走ってると
天井の穴から草のツルが下に伸びてて
顔に当たって「ギャーーーー!」となります。
一人肝試しで涼しい一時を過ごさせていただきました。
開聞岳山麓道を出て
枕崎の駅にも行ったついでに
JR日本本土最南端の駅へ寄って見ます。
沖縄のモノレールの駅に最南端のお株を奪われたけど
JRとしては最南端の駅です。
最新のモノレールの駅より
この寂れた感じがもう鉄ちゃん心を揺さぶるじゃありませんか!
ホームしか無い駅に
一個だけあるベンチの上には
落書き帳が置かれています。
しっかり書き込んでおいたよ。
ノートを読んだりして
列車を待って見るけど
ローカル線はそんなに都合よくは来てくれないのだ。
そろそろ日も傾いて来そうなので
今夜の宿を決めないと・・・・
えっ!
今頃?って思うけど
僕のソロツーリングで泊るところを決める時は
いつもこんな感じです。
明日は朝の涼しいうちに鹿児島市街地を抜けたいので
スタートを市内にしてみようと思います。
何度か利用したビジホをナビにセットして
北上開始!
あっ、ここ
寄っとこ!
池田湖
でっかいカルデラ湖で
イッシーもいるよ
イッシーと一緒に
元祖むらさきいもソフトを食べます。
芋の甘い香りがソフトに合います
じゃ、薩摩半島にバイクで来たなら
走らないわけにはいかない
指宿スカイラインで北上じゃ!
西日を浴びながら
ゆるやかな連続コーナーを気持ちよく走ってると
上手くなったような錯覚を覚えます。
リズムよくクネクネと戯れていると
所々に展望所があります。
景色もすばらしい!
有料道路ですが
420円払っても納得の景色です。
馬にも乗れます
夢・風の里アグリランドえいの前で
乗ってほしそうに僕を待っていました。
寄り道が多いけど
明るいうちに鹿児島市内に入れました
今日のツーリングでここが一番
暑かったぞ。
しかも路面電車のある市内は怖いよ
普段は無視して走るナビの案内を
素直に聞いて確実にホテルに着く様に
走って鹿児島スイッチ1日目は終了!
ホテルも平日なので
余裕で部屋も取れたので
シャワーを浴びて天文館商店街へ歩いて行きます
ホテルでマッタリし過ぎて
時間が遅くなっちゃったので
閉まってるお店も多いです。(汗)
鹿児島スイッチが入ってるので
黒豚を目指してブラブラしてると十兵衛がまだ営業していたので
スマホのグルメのリストに入って無いけど
他が閉まってるのでここに決定!
歯応えのある脂身が黒豚だね。
1日中暑い中を走るとあまり食べたくないメニューですが
今日は市街地以外はカラリとした空気の中を走れたので
食欲はOKでした。
それでは
南の果てからおやすみなさい。
2日目に続く!