響のプチ夏休みツーリング(山陰編) [ツーリング日誌]
Σ・m= チュンチュン
∠・m= チュンチュン
響のプチ夏休みツーリングの2日目です。←夏休みが「プチ」なんです
(1日目の尾道編はココ)
広島県の庄原で目覚めた響は
半分眠ったままホテルを出る。
街もまだ眠っている。
夜明け前の庄原のコンビニで軽く朝食を食べて
街を出ました。
ヒンヤリとした朝の風を受けて
インナーを着るか迷う涼しさだ。
今日は昨日が瀬戸内海だったので
反対側の山陰方面に行って見ようと思い
カワセミ号を北へ向けた。
まずはR432で北上。
奥出雲おろちループを走って北上するつもりだったけど
どうも道が違うみたい。
ナビも付けてるけど
ほとんど見ないし半分寝たままなので
道を間違えちゃったようだ。
R183へ戻るために途中の県道445から
ショートカットしましたが
どうも最近災害があったようで
大きな復旧工事の最中でした。
土石流で家が埋まってる。
家に帰ってから調べて見ると
先月(7月)の16日の大雨の被害地だったみたい。
周囲の山肌は行く筋も崩れた痕があって
自然って怖いね。
しかし道は全線開通してて
人間の復興させる力も凄いと感じました。
おかげで走る予定だった国道に
無事にショートカットできたよ。
R183から
分岐でR314に入ってどんどん山の中へ入っていくと
クルクルの奥出雲おろちループです。
その手前の橋から
道が一本通ってる以外は山しかありません。
山が深いため
巨大なループ橋を造ったのだろうけど
その横を並行して走る木次線も
とんでも無いところを通っています。
↑ 山の上の方に見える林道みたいな奴が
木次線です。
と~っても見晴らしがいい路線だね。
そんな風景を見ながら
でっかいクルクルを走る
ずっと同じ角度でバイクが寝たまま
走るのって面白い。
ループ橋を過ぎると景色が高原っぽくなります。
しばらく走り通しだったので
やかわ駅で休憩
古くは無いみたいだけど
可愛い駅舎でした。
ただ休憩するつもりだったけど
自販機が無いのでちょっとストレッチしただけで
出発。
走ってたR314からk107に入る
長閑な農村の中を進むと
煙突が見えてきた。
ちょっぴり秋を感じさせる風景の中に
現役のたたら製鉄所がありました。
森と田んぼの風景の中に
いきなり工場が出現します。
白刀保たたらで
重要文化財になっています。
でも朝が早過ぎて閉まっとる~(汗)
製鉄って24h稼動じゃないと?
溶鉱炉で作る製鉄と違って
バッチ作業なのかな?
外観はもっと古めかしい建物を期待していたけど
小奇麗だったので
外からチラ見しただけで
そのままk107を進んでみました。
いや~!
さすが山奥の三桁県道ですねぇ
熊が出そうなんですケロ
さらに誰一人と通らない朝なので
本当に出くわすんじゃないかと
真剣にビビリながら走り抜けました。
一番ビビッた峠から鳥取県に入り
k9と繋いで走り抜けると
R183に出てやっと人の生活を実感できました。
先の分岐でR180に入ると
日野川沿いを走るようになって
その道すがらでいきなり
廃墟ハンターのアラームが鳴る!
橋や・・・
これは渋いコンクリートの橋です。
それほど珍しい橋でも無いけど
廃道になってるので廃墟ハンターのアラームが
鳴ったようです。
車は入れないようになってるようで
よく見るとアチコチ痛みが出ています。
昭和24年に出来た薮津橋という橋で
新道が出来て廃道になってるため
シェンロンやり放題だぞ。
寝てたって車は来ない。
橋の先は伯備線が走っていて
本来なら橋の先で踏み切りになる道だったみたいです。
R180でしばらくその伯備線と並走します。
列車来ないかなぁ?
すると
と~っても長閑な路線だったので
可愛い1両編成の列車でも来るのかと思ったら
予想外のカッコイイ285系の寝台特急でした。
サンライズ出雲?
ナンチャッテ鉄ちゃんなので
良くわかんない。
とりあえず九州では走ってない車両だと思うので
僕は初めて見る車両でした。
(撮った場所はたまたま砕石鉱山の前で稼動する工場がバックでカッコよくない?)
同じような景色が続いて飽きてきたところで
鉄ポイントがあったけど
その後も良い景色も変化が無いとやっぱり
ちょっと飽きてくる。
k113に入ってしばらく走ると
蒜山高原にはいり
やっと草原の風景が出てきた。
米子自動車道の下を通り抜けて
やって来たのは日本一の石の鳥居
茅部神社の鳥居で
近江の多賀神社の大きな鳥居を見て
それを超える日本一の鳥居を作ろうとして
建てた鳥居らしいよ。
13mを超えた大きな鳥居だったみたいだけど
土台が幾分埋められて地面が高くなってしまったので
今は11mの高さになってるらしい。
大きさはそれほどインパクトは無いけど
石で出来てるのでやっぱり立派かも。
両脇の狛犬がやたらと
強そうです。
その神社の方へ行くと
1kmも続く桜並木があったよ。
今は緑のトンネルだけど
春はピンクのトンネルだろうね。
んじゃ、先へ行きましょう。
ちなみに今僕がいるのは岡山県らしい。
大鳥居から少し大山側へ行くと
蒜山高原の一番高原らしいところに出ます。
そこでまだ開店の準備をしていた
お店のお兄さんを急がせて・・・
蒜山ジャージーミルクのソフトをいただきます。
(本日一番のお客になりました)
まだソフトを作る機械の温度が安定していないので
綺麗な角が出来なかったみたい。
濃厚でとっても美味しかったよ。
食べながら
これからどうしよう?と考える。
ソロでは定番になりつつある
行き当たりバッタリな状況です。
ここでやっとツーリングマップルを真剣に見る。
う~んと、このまま大山に行っても良いけど
この外れにある伯耆の大シイってのが気になるので
行って見ようかな。
k422からk45で大山周遊路出に出て
またk44で大山から遠ざかると
大シイに到着。
入口にはきちんと
案内板がありました。
階段を登ると目に前にありました
「伯耆の大シイ」
あまり大きくは見えないけど
幹周り11.4mの推定樹齢千年の巨木です。
いつも大樟などを見てるので
ビックリする大きさじゃないけど
ドングリの木でこんなに大きなやつは
初めて見た。
椎の実って
美味しいけど殻を剥くのが面倒なくせに
実が小さいのであまり食べないよね。
巨木なので実も大きかったらいいのに。
この大シイは春日神社の神木になってるので
食べると縁起が良いかも。
大シイを見て
階段の下に停めたカワセミ号の前で
次の作戦を考えようと歩道に座ると
歩道の目の前にこんな看板が・・・
まぁ、良く見る看板ですが
悪そうな奴を悪そうに書いてるのは良いとして
ちょっとこの子は何に手を出してるのか
気になって見てみると・・・
ポテチかよっ!
と突っ込みを入れずには
いられませんでした。
どうかポテチより
人生を大事にしてください。
そんな突っ込みを入れつつ
歩道に座って地図を見てると
どうもさっきから見られてる気がします。
マップルのページをめくってる時も
やっぱり見られてる気がする。
誰?
正体を探すべく
キョロキョロしてみると
やっぱりじっと見詰められていました。
こいつに ↓
パーツは全部そろっていませんが
ヘッド部分のパーツがじっと僕を見つめていました。
さて、地図を見ててもこれと言って
この周辺は面白いスポットも無いようなので
大山に向う事にします。
大シイに来た時の道を戻って
k45(大山環状道路)を走る。
しばらく走ると鏡ヶ成です。
緑がとっても綺麗です。
高原野菜の畑の中を走ったり
ブナの森の中を走ります
涼しくてめっちゃ気持ちが良いです。
で、晴れてるように見えるけど
大山自体は厚い雲に覆われてるため
大山一周はせずに適当に降りる道で大山を下りました。
僕の好きな原生林の中を貫く道で
一気に日本海側へ
森林から出て視界が開けると
遠くに日本海が見えました。
k54から山陰道の無料区間を
走ります。
タダって大好き!
大山が雲に隠れてたので
雲の無い海側へやってきたけど
めっちゃ晴れてるよ。
昨日は瀬戸内海だったので今日は
日本海側の先っちょの美保関へ行って見ようか?
それもさっきの海が見える
田んぼの道を走ってる時に決めました。
米子ICで下りてR431で美保関を目指します。
お城みたいな建物があったけど
これ、お菓子屋さんです。
遠くから見ると
本物かと思った。
(お菓子の壽城)
しばらく国道を走るが
さすがに涼しい大山にいたので
平地は暑いです。
暑苦しい国道は避けて
皆生海岸へ出てみた。
美保湾が綺麗!
適当な路地で海岸に出たけど
横は朝に見たコンクリートの薮津橋が架かっていた
日野川の河口でした。
河口には川を堰き止めるような砂丘が
出来てる。
(Googleアースで見ると向こう側は開いてるようです)
川の河口付近だけど
海の水はメッチャ綺麗
さすが山陰の海です。
美保湾の先には
今から行く美保関の岬が見える
海岸沿いを走るけど
しばらくブロックが続く海岸が終ると
弓ヶ浜の砂浜に変るところで
海水浴などで海岸線を走れないので
時々迷路みたいな道を走ってまた海岸へ
広い砂浜と広い空が印象的な海岸でした。
今日は暑すぎてビーチコーミングはしないけど
いつか歩いてみたいビーチだね。
堤防道路が途切れたら
仕方がないので国道に戻って車列の中を走ります。
アッツゥ~~!!
たまに信号で止まると
息も止まりそうです。
動いてないと死ぬマグロの気分だ。
米子市街地の分岐を過ぎると
スイスイと走れるようになって
その後は快適に境水道大橋を渡りました。
カッコイイ橋だよね。
橋の上はあまりの怖さに走行写真はありません。
(バイクに乗ってる時だけ高所恐怖症になるのだ)
境水道大橋からk2へ
カワセミ号で走るのは2度目ですが
この道は大好きです。
細い海峡のようになってる境港の対岸を見ながら走るけど
やがて対岸は無くなって
海の視界が開ける。
この海をみながらのクネクネが
楽しくって仕方がないです。
途中には夫婦岩もありました。
手前の岩は良いけど
向こう側がやや無理やり感があるけどね。
更に進むと美保湾の展望が
ますます素晴らしくなります。
その展望からは
遠く美保湾を挟んで大山が見えるけど
やっぱり分厚い雲にすっかり
好かれちゃってるようです。
僕が走ってる時はまだ晴れ間があったけど
こうやって見ると雨でも降ってそうな雲だよ。
でもそんな雲にまとわり付かれちゃってる大山とは違って
こちら美保関は快晴!
真っ青な空の中に
真っ白な美保関灯台が建ってるよ。
明治31年にフランス人技士により
地蔵崎に建てられた山陰地方最古の灯台です。
僕の大好きな石積みで
背が低くて可愛い灯台です。
14mしか無いけど
突き出た岬のテッペンにあるので
よく目立つ事でしょう。
んじゃ、世界の歴史的灯台100選の前で・・・
晴れ男
バンザイ!
灯台の横の吏員退息所の
中には使用されていたレンズが展示されてるよ。
展示エリアの奥はビュッフェだそうですが
普通にカレーや定食のある食堂でした。
駐車場があるのに
灯台の前に車を停めていたり
敷地内に食堂の備品を置いてたりと
訪れた人をガッカリさせる食堂で食事をする気になれずに
何も食べずに岬を出ます。
文句は言いつつも
やっぱりココからの眺めは絶景です。
見えないけど条件が良ければ
この沖に隠岐諸島が見えるらしい。
(あの船は多分隠岐に向かってんでしょう)
空腹のお腹をかかえて
今来た道を戻ります。
(灯台で行き止まりなんです)
途中にある漁港でお昼を食べようと
目星を付けていたお店に停まろうとしたら
TVのロケ中みただったので
パスします。
(柳沢慎吾さんがいたのでご当地番組の「人気もん」のロケみたいでした)
僕のバイクの音が過ぎるまで
収録せずにスタンバイしてたようなので
お店の前で停まる勇気がありませんでした。
なのでこの先の境水道大橋の下を過ぎたところにあった
「味所まつや」にお邪魔します。
迷わず
男はドンブリじゃい!
ってことでほとんどメニューも見ずに
海鮮丼を注文
そして出来たのは
刺身を背負ったカニでした。
たまげた!
ビックリする盛りです。
値段もお吸い物も付いて1570円とリーズナブルでございます。
大満足のお昼をいただいて
再び日本海が見えるk37を行くと
玉結湾に出ました。
これが山陰の海だ~~~!
って海じゃよ。
ツーリングじゃなかったら
速攻で海響になりたい海岸です。
で、この綺麗な海岸の先に
隕石が落っこちた場所があります。
いったいどんなクレーターが出来てるのか
期待して来たけど
モニュメントだけじゃった。
ここに隕石が落っこちたらしい
落ちた隕石はこんな大きさ ↓
元は巨大な隕石だったのでしょうが
大気圏に入るときに大半は燃えちゃったのでしょう。
燃え残ったこの石ころがここに建っていた
木村さんちを直撃したらしい。
寝てると隕石が降ってくるんだから
木村さんもたまったもんじゃないぞ。
イトカワが60億キロの旅をして帰って来れるのだから
この隕石の落下予想って出来なかったのかな?
災難だった木村さんちの前は
こんな海です ↓
地元の小学生が泳いでいます。
木村君かもしれません。
元のk37に戻って
日本海を見ながら先へ行きます。
何処の海も美しく
たまに見える集落は山陰らしい
屋根が並んでいました。
屋根の向きがバラバラで
南向きとかそんなの関係なく建ててるようだね。
山陰の風景を楽しみながら
しばらく走ってると
多古展望所の案内を発見!
k37から案内に沿って
曲がって見るとポッカリ穴の開いた
岩場がありました。
今は穏やかだけど
日本海の荒波で削れたんだろうね。
海を見ながら
急坂を登るとキャンプ場があって
その敷地の端っこに展望所がありました。
お城の形でもなんでもなく
シンプルな展望台です。
登って見ると岬のテッペンにある
キャンプ場が見渡せます。
今度みんなとのツーリングで行きたいね。
外洋側を見ると多古灯台が見える
近代の灯台ですが
これも小さくて可愛いです。
いままで走ってきた美保関側を見ると
これまた絶景!
たっぷり
山陰の風景を堪能させていただきました。
んじゃ、そろそろ帰りましょう。
良く考えたらメッチャ
家から遠いやん。
しかも直接帰れる高速が無いよ。
ツーリングマップルを見て
一番最短で帰れそうな松江玉造ICから松江自動車道の
終点まで走ります。
高速からは
真上に来て欲しくない積乱雲が見えます。
終点で高速を出て
後はひたすらR54で中国道の三次ICを目指します。
西日を浴びながら
三次ICから高速へ乗ったら
後は虫攻撃に耐えるだけ。
遅くなりそうだったので
途中のSAで夕ご飯(またカレー)を食べて
真っ暗になってからMYガレージに到着。
こうして真夏の2日間はおしまい。
プチ夏休みとは言ったものの
かなり満腹に走ったツーリングでした。
響のプチ夏休みツーリング(尾道でダイエット編) [ツーリング日誌]
ちょっと走って来ま~す
夏休みなんて無いけど
響のプチ夏休みツーリングです。
なんで「プチ」かって言うと
一泊しかしないから・・・
本当の夏休みツーリングの計画はあるにはあるんだけど
自然に逆らえないバイクでの旅ですので
もし行けなくなった時の保険のため普通の休みの日に
山陽・山陰方面でプチ夏休みのつもりで
遊んでみようと思います。
例によってプランらしいプランは
何も考えてないけど
1日目のメインだけは決めています。
なんで暑い時に?って思われるかもしんないけど
坂の街、尾道探検でダイエットしたいと思います。
キライな高速走行も朝の涼しいうちに
走りきって中国道の三次ICから一般道へ
R184から地図で見付けちゃうとつい
遠回りの道だと知ってても
走ってしまう広域農道のフルーツロードを
走ってみた。
やっぱり期待を裏切らない快適道で
周りはピオーネの畑が広がります。
フルーツロードからR486を経由して
「こんにちは、九州から来た響です」
カッパです。
(ちゃっつん、カッパだよ! アレ?今誰がカッパキャラだっけ?)
何気に今年はカッパのミイラなど
カッパスポットがやたらと多い気がするなぁ。
カッパさんの下には小さな川が流れていて
どんどん淵峡って言うらしい。
その川のどんどん淵峡に河童神社があるようです。
住んでるカッパも
九州のカッパとはちょっと顔付きも
違うようだ。
カッパと言われないと
カッパに見えん。
んじゃ、どんどん淵峡へ
(ほとんど歩き無しで行ける嬉しい距離にあります)
そんなに綺麗な渓流じゃないけど
せせらぎの音が涼しげです。
その川の河原にも
カッパがいらっしゃいます。
かなり忘れ去れた感タップリです。
でも、しっかり幟も立ってるよ
「金運満願」ですって
なんて素敵な四文字熟語なんでしょう!
どんどん淵峡の横の歩道を進むと
鬼太郎ポストみたいな物がありました。
中を覗いて見ると・・・
可愛いカッパがいました。
その可愛い河童の先に
河童神社の祠があります
雨ざらしの素朴な祠でした。
ふ~ん、と思いながら見てると
オッ!
きゅうりやっ!
本当にカッパって胡瓜が好きだったんだ。
胡瓜を見るまでは「ふ~ん」ってだけで
スルーしちゃおうかと思ったけど
胡瓜を見てカッパが居そうな気になったので
しっかりお参りする響でございました。
しっかり金運満願を願って
川沿いの遊歩道を戻ってると
でっかいキノコの塊を発見。
60センチくらいある
キノコの塊でした。
んじゃ、そろそろメインの尾道へ行きましょう。
R486とR184で瀬戸内海を目指します。
長閑な風景から
一気に街の中へ
暑いですが
今年の真夏のツーリングも数度目なので
体も暑さに馴れてなんとか耐えれそうです。
なので暑いけど
尾道と言えば・・・
尾道ラーメンでしょう。
しょうゆベースのスープなので
コッテリとんこつよりはアッサリしてて
真夏でも食べやすいラーメンです。
でもやっぱり食べ終わると汗が・・・
名物は食べたので
カワセミ号の置き場を探してると
駅の横のショッピングモールの前に
みんなバイクを停めてるようなので
カワセミ号もそこに並べて留守番させます。
ジャケットやヘルメットを
駅のロッカーに預けて
尾道探検のスタート!
あぁ、大好きな街へ帰ってきた気分です。
(まだ3回目ですケロ)
同じく北九州の八幡も坂の街ですので
長崎と並んでとっても馴染みやすい風景の街なのだ。
今日は僕の尾道スイッチを入れてくれた
CMと同じく尾道駅からスタートしたいと思います。
今回僕を尾道に誘い出したCMがコレ ↓
【前編】
【後編】
僕の一眼レフはαだけど持って来てないので
XZ-1と行く尾道探検です。
まずは港から
対岸は向島で
いきなり島が見える
ところが瀬戸内海らしいです。
海に近いところにある
アーケードに入ると
昔から栄えていたことがよくわかる
建物がいくつも残っていました。
昔の銭湯かな?
これは商社跡? ↓
海沿いの探検のなかなか楽しそうですが
全部を回るのは無理なので
途中から坂の中にある古寺巡りコースで
水のペットボトルを手に持ちながら
真夏のダイエット行軍を始めましょう。
国道2号線を挟んで一歩山側へ入ると
もう平坦な道は無い
ミンミンワシワシ暑苦しい効果音を聞きながら
尾道名物の階段の迷路を歩く
迷路を歩くとこんなに寺っているのか?
って思うほどお寺がいっぱいですが
それがまた尾道らしい風景を作っています。
風光明媚な坂には
絵を描く方がいっぱい。
OLYMPUS XZ-1と歩く尾道って楽しい!
しばらくラフモノクロで尾道を
見て回りました。
降りたり登ったり
大林監督の映画のロケ地も
いくつも通ったことでしょう。
最初は元気に歩いていたけど・・・
景色は最高!
でも今まで我慢してハァハァとかゼェゼェとか
書かなかったけど・・・
もうクタクタなんですケロ
水のペットボトルは3本目です。
しかし
この風景を見るとまた元気が出る
眺めを楽しんで
木陰で休んでまた歩いて
また景色を楽しんでを繰り返しながら
猫の細道を探しましょう。
大体の場所を尾道駅の中にある
観光案内所で聞いていたので
この辺か?
猫の細道じゃないけど
その周辺になると猫関連の物が増えます。
尾道の観光ルートとしては
端っこになるけどここが
猫の細道です。
猫石が有名だけど
よく見ると地面に猫の足跡があるよ
見落とすところだったけど
これはわざとじゃなくて乾いてないセメントの上を
猫が歩いちゃった痕かも。
(チャリンコの走った痕があるぞ)
猫の細道の周りには
もちろん猫石もあります
まだ探すといっぱいありそうですが
最後の体力を残しておかないと・・・
とりあえず本物の猫は
この子だけでした
夏の昼下がりですので
みんな見えない日陰で寝てるのでしょう。
んじゃ、最後の体力を使って上を目指す
ロープウェイなんて使いません
尾道を100%楽しむなら
意地でも徒歩で・・・
ペットボトル4本目に入ります。
ハァハァ
ハァハァ
や、やっと千光寺の磨崖仏に着いた
汗だくで
お参りして・・・
最後の坂を上って・・・
尾道独り占めじゃ~~~!
この風景を見るために頑張りました。
CMと同じ場所にも座っちゃお
このショットを撮って
僕の尾道スイッチは完了!
3kgくらい痩せたかな?
日陰のアーケードを歩いて戻り
ロッカーの荷物を受け取って
留守番をしてたカワセミ号のところに
帰ってきました。
お待たせ~!
暑いからさっさと出ようね。
外しておいたレーダー探知機や
ナビを汗が吹き出る前に急いで取り付けて
出発!
国道2号線を走ります。
天下の一桁国道ですがバイパスが別にあるので
ここは片側一車線です。
風は夏の風ですが
メッシュジャケットから入ってくる風が
汗を気化させて涼しくて生き返るよ。
R2で尾道らしい風景を見ながら福山方面へ走ると
尾道大橋が見えてきた。
50円払って向島に渡ってみよう。
料金所の手前にPがあったので
カワセミ号を停めて歩道を歩いてみました。
(今日は良く歩く日じゃ)
この橋からも尾道独り占めの風景です。
橋の上は駐停車禁止なので
歩かないとこの風景は見れません。
山陽本線に貨物列車が走ってる
右手には日立造船向島造船所の
でっかいクレーンが目の前に
見てるだけでお尻がムズムズしてきました。
んじゃ、小さいけど向島を時計周りで
一周して来るね。
外周を回る県道を走ると
スグに海を見ながら走れるようになります。
島が点在する
瀬戸内海らしい風景だよ。
海の色も青くて
とっても綺麗だ
島の南へやってくると
しまなみ海道の次の島に渡る
因島大橋が見えて来ました。
四国に行ったときはこの上の橋を渡って行きましたが
今日は下を通ります。
短いけどなかなか楽しい
向島の旅でした。
また50円払って尾道大橋で戻ろうかとも思ったけど
せっかく尾道観光してるので
渡船に乗っちゃお!
橋だと50円だけど
渡船だと80円です。
30円高いけど料金所で焦って小銭を払うより
のんびりした渡船で渡る方が
精神的に良いかも。
市民の足なので
待ち時間もほとんど無しで
船がやってきます。
乗り込むと
時計を見てないけど2分くらいで
対岸に着くよ(笑)
船というより
移動式の可動橋みたいなイメージです。
すっかり午後を回ってしまい
いったい何時間尾道で遊ぶんじゃぁ~!?
ってくらい満喫したので
一気に北上開始!
R184で尾道から出て
どんどん山の中に入ってk404で
八田原ダムへ
その八田原ダムに架かる
夢吊橋に寄ってみました。
インパクトは薄いけど
これ、世界一なんです ↓
橋柱や桁を持たない吊床版橋と言う構造の橋らしく
この形式の橋で147.6mの長さは世界一みたいです。
10秒ダッシュしてみたけど
全然揺れないのでここはへっちゃらでした。
夢吊橋に寄り道した後は
k24で田舎道を快走
小さな街を抜けたり
農村だったりと景色があまり変らないけど
田んぼの香りを感じながら走るのが気持ち良いです。
しばらくこんな風景を見て走ってると
古い家並みが残る街に入りました。
ナビをほとんど見ないで走ってたけど
上下宿だったらしい。
あまり観光地化されてなくて
古い建物もたくさんあって
時間があればゆっくり見てみたい街でした。
ほとんど停まらずに抜けただけですが
街の真ん中に
上下教会がありました。
前をスルーしただけなので良く見てないけど
蔵を改造して教会にしたみたいです。
暗くなったら嫌なので
どんどん先へ
k25から帝釈峡の中を通ります。
すごく綺麗なイメージだったけど
水が淀んでイマイチ
ヒグラシが鳴く
とっても涼しいところでしたが
見るなら紅葉の時期が良いかもね。
お土産屋が並ぶところに寄ったけど
あの丸い跡は何だろう?
ダム関連のトンネル?
(ソフトの看板があるケロ)
気になるけど
そろそろ宿探しをしたいので
東城へ行って見た。
東城の街の中を走ってると
古い学校の跡みたいな建物を発見
廃校の跡かなぁ?
敷地には車が停まってて
勝手に入れる雰囲気じゃなかったので
外から見るだけ。
まぁ、ココに泊って良いよと言われても
お断りしますが
東城にはあまり泊るところが無いみたいなので
移動します。
ちょっと並木の可愛い道を通って
一区間だけ高速を使って
庄原で泊ることにします。
ホテルの周りに外食する場所が無いみたいなので
手短にカレーを食べて・・・
響のプチ夏休みツーリングの
1日目は終了!
尾道探検で疲れてたのか
お子ちゃまが寝るような時間に寝ちゃった。
んにゃ・・・また
明日ぁ~~~・・・ムニャムニャ・・・・ZZZzzz
鯛の鼻炭鉱 [廃墟&近代化遺産]
長崎県福島にある鯛の鼻
嘗ては炭鉱があって
利用する人も多かったバス停だったと思うけど
今は入口に火葬場があるだけで
バス停を使う人なんてほとんどいないだろうな。
一応3時間に一本くるので
乗り遅れてもたった3時間待てば乗れます。
その鯛の鼻のバス停の下に
かつての炭鉱跡がありました。
もちろんずっと昔に閉山になってるので
残骸しか残ってないみたいだけど
その残骸が見たいので廃墟ハンターは頑張ります。
上からだと門があるようなので
下からのルートを・・・探す
これ、大丈夫か?って道へ行けば海岸から行けるかも
かなり歩く物件ですが
大きなホッパーのような上に出ると
そこが炭鉱のメインの場所みたいです。
しかし上から見たら開けた感じがしたけど
藪の深さはなかなか凄いぞ。
産廃場のような整地になってるが
その先に建物が埋もれています。
入りませんが
診療所の跡かな?
広場の真ん中にも
とても入る気も起こらない
木造の建物が残っていました。
昭和6年から採炭を開始し
昭和44年まで石炭を採掘していたが
やはり他の山と同じく石油にエネルギー変換のため
閉山する。
この福島には福島炭鉱と桟橋を紹介したことがある
徳義炭鉱と今見てる鯛の鼻炭鉱の三ヶ所の炭鉱があったようです。
敷地の奥に行くとホッパーか
何かの台座の跡が残っていました。
海が近いためか
破壊したわけでもないと思うが
コンクリートもボロボロだよ。
鉄骨じゃなくて鉄芯が剥きだしで
ヒビだらけになってる。
その台座のような横にはコンクリートで溝を埋めたような痕が
敷地を斜めに横切って海側へ向かっていました。
多分、これは採掘した石炭を運搬するコンベアの軌道の
跡じゃないかな?
海側はそのまま積み出し港で
逆に辿ればもしかしたら坑口があったのかもしれません。
(行きません)
勝手にコンベアの軌道と思ってる横に
あるのはその動力源?
土台の上には
大きな制御盤のような物が見えます。
じゃ、更に奥へ・・・
選炭場なのかどうか解らないけど
工場みたいな建物が並んでいますが
いずれも木造です。
海沿いで風も強いと思うんだけど
よく残ってたね。
入るのは遠慮させてもらって
横の戸が開いたところから
カメラだけ突っ込んで撮って見た。
やはり工場の跡みたいですが
柱の組み方が凄いぞ。
かなり頑丈に組まれているので
いままで壊れずに残ったのだろうね。
2階があると思っていたところは
吹き抜けで光を取り込んだり
換気をする役目だったようだ。
その奥も工場の跡みたいで
壁はスレートで閉山前くらいに
補強した後の壁かな?
こちらは車がそのまま入れるような大きな
間口が開いていて
中は綺麗に片付けられたままガラ~~ンとしています。
こちらの棟も天井から
光を入れる構造になってるようだ
建物以外は
ほとんど痕跡が無いが
火元責任者のネームプレートなどはそのまま
閉山するまでに一坑から二坑まで出来た
比較的大きな炭鉱だったようだが
人が居なくなると
広さが寂しさを倍増させます。
島だったおかげで
再開発がされずにこうして遺構が残ってるが
ここで嘗て日本を支えていた産業があったことは
みんなあまり知らない。
そして上から来ようが下から来ようが
キツイったらありゃしないって言うのもみんな知らない。
風光明媚な島の風景を堪能できる上の県道から
眺めるだけにしておいたほうが良いかもと思う
炭鉱跡は西肥バス鯛の鼻バス停から徒歩20分